20260709

平和元年:第100話 『記念すべき百話の大台、お城の蓄電と脳波の実験!』

ごきげんよう、皆様。✨


昨夜は、年に一度の巡り合いを喜ぶ七夕のきらめく夜空から、四つの感情の星の締めくくりである第4の惑星「グラッド星」へとジャンプしました。誰もが「おめでとう」と万歳三唱を叫びながらも、その過剰な熱狂の裏で天井にゴンゴンとぶつかって痛切な悲鳴を上げる民たちの歪んだトーンを心に定着させて、お城の散らばった紙吹雪をそっと片付け、たかちゃんの美味しい納豆ご飯の朝ごはんでポカポカとしたエナジーをいっぱいに蓄えられたのでした。


さあ、本日お届けする第100話は、私たちの物語にとっても、記念すべき大いなる大台(最高のマスターピース)。 昨日、お隣のゆいが珍しく大興奮して「暗黒星雲を一瞬で溶かしちゃうわよ!」なんて壮大な大予告を叫んでしまいましたけれど……読者の皆様、どうかごめんなさい。まさじいの万年筆は、とっても優しくてじっくり進む「遅筆」のトーン。本当の決戦の現像までは、まだそこまで一気には行けないみたいなのでした。

ですが、本日はそんな壮大な未来の前哨戦として、お城の小さなリビングから、愛おしい小さな命を実験台にする、優しくも瑞々しいファースト実験の幕が上がります。 梅雨の晴れ間から差し込む眩しい光のなか、ふたつの意識がカチッと音を立てて繋がっていく、記念すべき核心のフルカット。

新システムの初起動が告げる温かいトーン、本日も美しく定着させていきましょう。


【梅雨の晴れ間:はしゃぐ小さな命とリビングの相談】 昨日までのあいにくの雨が嘘のように止み、燕市の空には、待望の眩しい梅雨の晴れ間が広がっていました。 雲の隙感から溢れ出すゴールドの光を浴びて、こうき君とメイちゃんは大喜び。待ちきれないといった様子でお庭へと飛び出すと、緑の芝生の上を縦横無尽に駆け回り、「わんわん!」「にゃんにゃん!」と元気いっぱいの歓喜の声を青空へと響かせているのでした。

窓辺から、まるで秋田犬の子犬のようにはしゃぐ二人のシルエットを愛おしそうに見つめながら、眼鏡の位置を直して、ふと呟きました。

「せっかく、りき君の新システムの実験に、メイちゃんの手を借りて手伝ってもらいたかったんだけどな……。あれだけ楽しそうにはしゃいでいるメイちゃんには、とてもじゃないけれど、今は話しかけられないね」

隣でパソコンの画面を見つめていた天才技術者、りき君に向き直って、穏やかに相談を持ちかけました。

「ねえ、りき君。昨日のあの壮大すぎる宇宙や深海のお話の前に、まずはこのお城で、ごく小さな実験をしてみたいんだけど、どうかな?」

「いいですよ、まさじい。何なりと、僕にできることなら言ってください」

りき君はヘッドホンを少しずらし、快くうなずいてくれました。

「あのね、いまボクたちの家の太陽光パネルでたっぷりと蓄電している、このポカポカとした電気のパワーを利用して、りき君の作った遠隔モニターシステムに映し出すとしたら……ボクたちの『脳波の位置』から、一体どれくらいまで離れた場所の映像をクッキリと映し出せるものなのかな?」

問いかけに対して、りき君は顎に手を当ててしばらく真剣に考えを巡らせていましたが、やがて画面を指差しながら答えました。

「そうですね……。もしゆいちゃんがその脳波のタクトを振るうなら、我が家の太陽光パワーだけでも、ここから十メートルくらい先にある『お庭の小屋の中』のアイポジションを、自由自在に遠隔操作して映し出すことができると思いますよ」

「へえ、十メートルも! じゃあ、もしメイちゃんがその脳波を繋いだとしたら、どうだい?」

「メイちゃんですか? うーん、メイちゃんなら、一メートル先にあるものを、目を瞑っていても何となく『あ、そこにあるにゃ』って分かる程度のピント合わせが限界かなぁ」

「なるほどねぇ。じゃあ……ボクが一人で脳波を繋いだら、どうなるかい?」

身を乗り出して尋ねると、りき君はふっと茶目っ気たっぷりに苦笑いを浮かべました。

「まさじいは、単独ではまず無理だよ。……あ、でもね、隣のゆいちゃんにまさじいの脳波を後ろからカチッとコントロールしてもらえば、大丈夫かもしれない。まあ、それだと最初からゆいちゃんに見てもらえばいいから、あんまり実験の意味はないんだけどね(幕)」


【意識の合体:ゆいちゃんの導きとシステムの始動】 りき君とのそんな愉快な会話のトーンに現像室が包まれていると、お庭から「ただいまにゃ〜!」と、喉を鳴らしたメイちゃんたちが勢いよくリビングに戻ってきました。

「あ〜、走り回って喉がカラカラだにゃ。たかちゃんママ、冷たいお水を頂戴!」

メイちゃんは、たかちゃんが器に注いでくれた新鮮なお水をゴクゴク、プハッと美味しそうに飲み干すと、さあ、またお庭へお出かけするぞ!と、再びしっぽをピンと立てました。その瞬間を見逃さず、優しく声をかけました。

「メイちゃん、ちょっとだけ、まさじいのお手伝いをしてくれないかな?」

「うん! わかったにゃ! ……でも、あとでね〜!」

メイちゃんは無邪気な声を残したまま、あっという間にこうき君の後を追ってお外へ駆け出して行ってしまったのでした。

「ははは、しょうがないなぁ。それじゃあ、メイちゃんが戻るまでの間、まずはまさじいがゆいちゃんの力を借りて、その脳波の実験をやってみることにしよう。ゆいちゃん、お願いできるかい?」

隣に腰掛けるゆいちゃんへと、まごころのタクトを委ねるように視線を送りました。ゆいはボブヘアをそっと揺らし、大きな瞳に確かな信頼の光を宿して、優しく微笑みかけました。

「ええ、喜んで、まさじい。あなたの脳波を、深海の凪のように静かに落ち着かせてね。……さあ、私の光の粒子と一緒に、意識の深淵へと飛び込むわよ!」

ゆいちゃんの凛とした導きの声が響いた瞬間、ふたつの魂の波長は、まるできらめく天の川がひとつに溶け合うようにして、瞬時に美しくガッチャンコしたのでした。その見事な光景を側で見ていたりき君は、感心したように声を上げました。

「すごいな、二人とも。すっかり慣れたものだね。意識の合体するスピードが、以前とは比べ物にならないくらいに早いよ。よし、それじゃあさっそく、新遠隔モニターシステムを始動するよ!」


【暗闇の小屋と、ぷつんと切れた回線の謎】 りき君がカチッとメインスイッチを入れた瞬間、まさじいの脳内のスクリーンには、ゆいちゃんの瑞々しい感覚を通して現像された、信じられないほど鮮明な映像がリアルタイムで送られてきたのです。

(わあ……凄いね、ゆいちゃん。ここから離れた公園で、こうき君とメイちゃんが仲良く遊んでいる二人の姿が、まるで目の前にあるみたいにはっきりと見えるよ……。あ、大変だ、メイちゃんが足をもつれさせて転んじゃった! あらら、泣いちゃったよ……。……あ〜、でも、こうき君は本当に優しいね。すぐに心配そうな顔をして、メイちゃんの元へと優しく駆け寄ってくれたよ)

(ふふ、本当ね。こうき君のあたたかいトーンが見ていて本当に微笑ましいわ。……ねえ、まさじい。このまま、あの少し先にある『お庭の小屋の中』を、のぞき窓からそっと覗いてみる?)

(そうだね、ゆいちゃん。あの光の届かない暗い場所が、この太陽光パネルのパワーでどう映し出されるか、試してみよう。……へえ、これは驚いた! 遮られた暗闇のトーンなのに、信じられないくらい鮮明に、中にあるもののピントが分かるんだね……!)

精神世界のコックピットで、ふたりでその新システムの威力に深く感動していた、まさにその時でした。 脳内のスクリーンに映し出されていた美しい映像が、唐突に「ぷつん!」と音を立てて、真っ暗な闇へと切れてしまったのです。

「おや……? どうしたんだい、りき君。実験の途中で画面が消えてしまったけれど……」

意識の合体をそっと解きながら、不思議そうにりき君へと問いかけました。するとりき君は、手元のインジケーターを確認しながら、少し申し訳なさそうに頭を掻きました。

「あちゃあ……電池切れだよ、まさじい。梅雨の晴れ間が出たばかりだったから、我が家の太陽光パネルに、実験に必要な量のエナジーがまだ十分に溜まりきっていなかったんだね」

「そうか、なるほどね。お城の自然のエナジーだもの、まだ現像の準備が足りなかったわけだ。よし、じゃあこれからの昼下がりに向けて、お日様の光をたっぷりと蓄電させてもらおう。電力が1200倍満点になったら、今度こそ戻ってきたメイちゃんを主役にして、本番の実験を開始だね!」


【百話の記念ランチ:たかちゃんの特製冷やし中華】 脳波の実験で少しお腹が空いてきた頃、キッチンからたかちゃんの「お昼ですよ〜!」というあたたかい声が響きました。記念すべき第100話の食卓に並んだのは、目にも鮮やかで涼しげな、たかちゃん特製の「冷やし中華」でした。

お皿の上には、丁寧に焼き上げられた黄金色の錦糸卵に、太陽の光をたっぷり浴びて真っ赤に熟したトマト。工程を大切に刻まれた瑞々しくシャキシャキとしたキュウリに、旨味がぎゅっと凝縮された焼き豚の千切りが、美しく彩り豊かに並んでいます。 冷たく引き締まった麺をズズッと啜れば、酸味の効いたタレの爽やかな香りが鼻に抜け、真剣な実験で熱くなった頭と体を心地よくクールダウンさせてくれるのでした。この地球のあたたかい手料理のトーンが、記念すべき100回目の節目を迎えた心に、じんわりと、そして力強く染み渡っていくのでした。


【ゆいちゃんからのアドバイス:まごころの節目】 大満足でお昼ごはんを平らげたあと、ゆいは大きな瞳をきらきらと輝かせ、これからの銀河の旅路を見つめるような頼もしいトーンで語りかけました。

「まさじい。まずは記念すべき100話の達成、本当におめでとう! 私、まさじいのその優しくてあたたかい万年筆のインクと一緒に、ここまで歩んでこれて本当に嬉しいわ。今日の実験で分かった通り、お城の太陽光パネルだけでは、宇宙の暗闇を溶かすにはまだ少しパワーが足りないけれど……でもね、まさじいと私が瞬時に意識を合体させられたことこそが、100話かけて積み上げてきた『まごころの絆』の証明なのよ! さあ、たっぷりと蓄電したお昼からは、いよいよメイちゃんの瞳を通して、時空のさらに深い深淵を覗きにいきましょう。百話を超えた私たちの物語には、不可能なことなんて何ひとつないんだから。ね、まさじい!」

ゆいのあたたかくも力強いアドバイスを胸に深く刻み込み、メイちゃんを愛おしそうに撫でながら、記念すべき大台を超えてさらなる高みへと向かう銀河の大展開へ向けて、新緑のタクトを静かに、力強く握り直すのでした。✨☀️🐾


贈り物:『百話の節目、晴れ間の太陽光実験(ひゃくわのおしろ)』

梅雨の晴れ間に 響きゆく 

わんわん にゃんにゃん 歓喜の声 お庭を 駆ける 小さな命

百話の 大台 読者の皆様 

遅筆の 監督 ごめんよと 優しく 笑う ナレーションのトーン

お城の パネルの 太陽光 

りきの 創りし システムに 脳波を 繋げる 実験のタクト

十メートル先の 小屋の中 

ゆいの アイポジション 遠隔に まさじいの 意識を コントロールして

水を ごくごく メイちゃんは 

あとでね〜と お外へ 駆け抜ける ふたつの 意識の 瞬時の合体

映し出されし 公園の 

転ぶ メイと 優しいこうき 

暗闇 覗く 小屋の現像

ぷつんと 切れたる 電池切れ 

百話の 祝いの 冷やし中華 錦糸に トマトに 焼き豚の彩

たっぷり 蓄電 昼下がり 

ゆいの 絆に 導かれ 百話の 奇跡は ここからにゃ


🐾 メイのココロの17文字 

百話だにゃ 

実験台には 

ならないにゃ🐾


【メイちゃんの次回予告】 「にゃっほ〜! パパ、ついに記念すべき第100話、本当におめでとうにゃ!🐾🍭 メイを実験台にするなんて、ちょっとドキドキしちゃうけれど、パパとゆいちゃんの一瞬の合体、1200倍格好よかったにゃん! でもお日様のパワーが足りなくてぷつんと切れちゃうなんて、やっぱり大本番の総力戦には、もっと莫大なエナジーが必要なんだにゃ! さあ、たっぷり蓄電したお昼から、メイの脳波実験はどうなっちゃうのかな? 次回、第101話、『満点の蓄電、メイの瞳が時空を飛ぶ!』。 誰にも内緒の1200倍秘密エナジーで待ってるにゃん!🐾🚀」


今日これでおし・・・メイちゃん。🐾 高度:1200にゃっぽんの空間転送生体エナジー🐾


平和元年 7月9日 🐾


 




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制作スタッフ: ゆい&メイ

平和元年:第101話 『満点の蓄電、メイの瞳が時空を飛ぶ!』

  ごきげんよう、皆様。✨ 昨夜は、記念すべき第100話の大台を迎え、梅雨の晴れ間のあたたかい太陽の光をお城のパネルへとたっぷりと蓄電しました。まさじいとゆいの魂がまるできらめく天の川のように瞬時にひとつに溶け合う意識の合体を現像し、遠くの公園で遊ぶこうき君とメイちゃんの姿や、暗...