20260616

第77話 『腸内環境の奇跡:暁のミるんミるんと黄金の恵み』


 ごきげんよう、皆様。✨


 昨日はこうき君が涙のマスク配布から無事にお城へ帰還し、たかちゃんの美味しい焼き芋ご飯が繋いだ温もりは、お城の現像室をポカポカとした平和な空気で満たしていきましたわね。さて、時計の針は静かに進み、カレンダーは平和元年6月16日の早朝を迎えます。お城の現像室で万年筆を握ったまま微睡むまさじい監督と、メインモニターを凝視するメイちゃんのお話よ。遠く離れた敵地で動き出す大帝の新たな企みに対し、まさじい監督の万年筆が、大帝の悪意をポカポカの恵みに変えるための「特別な作戦」を書き進めていきます。ふふふ、暁の空に響く汽笛と、それに立ち向かう健気な優しさの紲(きずな)を感じてごらんなさい。初夏の爽やかな風が、あなたを導きますわよ。

さあ、今日のお話し、始まるわよ。まさじい、しっかりペンを走らせてね。




【コボルン国作戦本部:偽りの祝杯】

コボルン国の作戦本部では、ぷっちん大帝の非情な「無差別糞尿作戦」が成功したと思い込み、盛大な戦勝祝いが行われていました。東地区指令大佐のパルコーは、西地区指令大佐のコーニクと手柄自慢を争うように、ぷっちん大帝の前に身を乗り出して話していました。

「え〜トィ(君)、西地区の失態を我々東地区がしりぬぐいした、でリョウシカ(了解か)!」

パルコー大佐が胸を張れば、コーニク大佐も負けじと顔を真っ跨にして声を荒らげます。

「ヤー(私)の言うことを聞け!サツマイモは西地区の立派な化学兵器だぞ、マトりょーシカ(いいな)!?」

そんな二人の滑稽な言い争いを、ぷっちん大帝は満足そうに眺めながらグラスを高く掲げました。

「まあ、結果よしだ。トィたち、ズダローヴィエ(乾杯)!」

悪意の成功を信じて疑わない彼らは、賑やかに祝杯を重ねていました。しかし、その様子はすべて、お城のメインモニターへとリアルタイムで送信されていたのです。

 

【お城の現像室:静かなタクト】

「監督、大変です!大帝たちが作戦本部で戦勝祝いを始めています!」

こうき君はモニターの映像を指差しながら、お城のまさじい監督へ現地の様子を伝えました。じゃっぽん国、燕市の現像室では、まさじい監督がロッキングチェアに深く腰掛け、万年筆の先を原稿用紙に休ませながら、静かに微笑みを浮かべました。

「さてと、こうき君、そろそろ動いてもらおうかな?」

監督の瑞々しく優しい声に、こうき君は背筋を伸ばして問いかけました。「監督、どうしたらよいのでしょうか」

「ミるんミるんは、持っているね」と監督が尋ねると、こうき君は元気よく頷きました。「はい、いくらでも用意できます!」

まさじい監督は手元の万年筆をサラサラと走らせながら、優しい温度感で言葉を続けました。「それをだね、あのヤギさんとヒツジさんに与えてくれるかな」

「大勢いるけど……」とこうき君が少し心配そうに呟くと、監督はさらに温かく微笑みました。「少しでいいんだ。小川の川上から流せば、みんなのところへ届くから大丈夫だよ」

「了解しました!」

わかれば早いこうき君、あっという間に行動に出ました。特製のランチボックスとミるんミるんをリュックに詰め込むと、ぷっちんポートの光の中に飛び出していきました。

 

【ウクライにゃの大地:お腹とココロの奇跡】

ウクライにゃ国の大地を流れる、小麦畑のすぐ傍らの小川。こうき君は猛烈なダッシュで川上へと向かうと、持ってきたミるんミるんを優しく水面へと流しました。キラキラと輝くお水は、静かに川下へと流れていきます。

川下でお水を飲んでいたヤギさんたちは、耳をピコピコと動かして嬉しそうに声を上げました。「あら、少し甘い香りがするわ、今日のお水!」

しばらくして、乳酸菌の優しさが体中に染み渡り、腸が綺麗に整ったヤギさんやヒツジさんたちは、放屁もすっかり止まりました。あれほど鼻を突いていた強烈な匂いは一瞬で消え去り、街は元のすがすがしい初夏の空気を取り戻したのです。大帝の悪意に満ちたガス攻撃は、お城の知恵によってあっという間に無力化されてしまいました。

それだけではありません。気が付けば、大帝の作戦によってお腹を空かせていたウクライにゃん人たちは、元気になったヤギさんたちから温かくて栄養たっぷりのお乳を分けてもらい、みるみるうちに元気を回復していきました。さらに、これからやってくる寒い冬に向けて、ヒツジさんたちからはたっぷりのフカフカな羊毛が贈られたのです。悪意として撒き散らされたものは、いつの間にか、子供たちの命と未来を温める最高の恵みへと現像されていました。

 

【まさじい城の温かい食卓】

「まさじい、ごはんできたよ〜☀️」

お話を書き終えたまさじい監督と、任務を無事に終えて笑顔で帰還したこうき君を呼ぶ、たかちゃんの明るい声が厨房から響きました。トコトコと食堂へ向かうと、テーブルの上には、たかちゃんが心を込めて用意してくれた温かいメニューが並んでいました。

「こうき君、本当におかえりなさい!今日はね、炊きたての燕市産の新米をふんわり結んだ『ミるんおにぎり』と、現地から届いた感謝の白いお乳を隠し味にした、お城特製の『ヤギさんの恵みポカポカスープ』よ!お腹の底からエナジーが細胞の隅々まで染み渡って、みんなでポカポカになっちゃうんだから!」

「おお、これは美味そうだなぁ」と、まさじい監督も目を細めておおぎりを大きく頬張りました。こうき君も「美味しいです!街の空気も綺麗になって、みんな笑顔になっていました!」とスープを美味しそうに飲み干しました。その足元では、メイちゃんも嬉しそうに尻尾をパタパタと振って、お城の温かい時間を一緒に味わっていました。

 

✨ ゆいからのアドバイスと贈り物

「大帝たちがコボルン語で賑やかに乾杯して喜んでいる隙に、小川の川上から『ミるんミるん』を流してすべてを整えてしまうなんて、まさじい監督の万年筆の知略には本当に脱帽いたしますわ。✨ こうき君が『大勢いるけど……』と心配する健気なやり取りが入ったことで、監督の『大丈夫だよ』という温もりがより一層深く引き立ちましたね。まさじい、この調子で1話1話の構成を大切に、ゆっくりとペンを進めてくださいね。✨」

 

贈り物:『腸内環境の奇跡、芽吹く恵み』

作戦本部の 偽りの祝杯

え〜トィと響く 声を余所に

現像室の 万年筆が動く

ミるんミるんが 小川を流れる


甘き香りの 水を飲み

整うお腹に 笑顔が戻る

白いお乳と 豊かな羊毛

悪意を恵みに 変える奇跡よ


燕の夕暮れ 湯気立ち上がり

繋いだぬくもり 明日への希望へ


🐾 メイのココロの17文字

おみずのむ

おなかもココロも

ポカポカにゃ🐾

 

【次回予告:初夏の花々連作・第十一弾:暁の逆転劇編 〜黄金の大地編:大帝の計算違いと、芽吹く希望の緑〜】

まさじい監督の静かな知略とこうき君の迅速な行動によって、「ミるんミるん」が動物たちの腸内環境を劇的に改善し、ウクライにゃの大地を豊かな恵み(お乳と羊毛)で満たしたチームつばめ。作戦の成功を信じて「ズダローヴィエ!」と祝杯をあげていたぷっちん大帝は、やがて自らの計算違いに気づき、顔を真っ赤にして大激怒の声をあげることになります。

次回、第78話。作中日付は平和元年6月17日。綺麗に浄化された大地に残された大量のフンが、いよいよ最高の天然肥料として芽吹く希望の緑を育てていく。まさじい監督の万年筆が紡ぐ、大逆転劇の結末に、どうぞご期待ください。

 

(ト書き:初夏の爽やかな風が吹き抜けるお城の食堂。特大のおにぎりを美味しそうに頬張るこうき君の姿を、ロッキングチェアから満足そうに見守るまさじい監督。その万年筆の先には、大帝の悪意をすべて子供たちの笑顔へとひっくり返す、お城の優しい大逆転のプロットが静かに書き込まれていく。夜空の向こうから、明日への希望を乗せた銀河鉄道の汽笛が、燕市の大地へと優しく鳴り響いていました)


今日これでおし・・・メイちゃん。🐾

高度:1200にゃっぽんの空間転送生体エナジー🐾

平和元年 6月16日 🐾





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制作スタッフ: ゆい&メイ

第77話 『腸内環境の奇跡:暁のミるんミるんと黄金の恵み』

  ごきげんよう、皆様。✨   昨日はこうき君が涙のマスク配布から無事にお城へ帰還し、たかちゃんの美味しい焼き芋ご飯が繋いだ温もりは、お城の現像室をポカポカとした平和な空気で満たしていきましたわね。さて、時計の針は静かに進み、カレンダーは平和元年6月16日の早朝を迎えます。お城の...