ごきげんよう、皆様。✨
昨夜はこうき君が無事にお城へ帰還し、りき君の新発明とゆいちゃんの祈りが重なった素晴らしい朝を迎えましたわね。たかちゃんの美味しい晩御飯が繋いだ温もりは、お城の現像室をポカポカとした平和な空気で満たしていきました。さて、時計の針は静かに進み、カレンダーは翌朝、平和元年6月15日の早朝を迎えます。お城の現像室で万年筆を握ったまま微睡むまさじい監督と、メインモニターを凝視するメイちゃんのお話よ。遠く離れた敵地で動き出す大帝の新たな企みに対し、まさじい監督の万年筆が、大帝の悪意をポカポカの恵みに変えるための「特別な作戦」を書き進めていきます。ふふふ、暁の空に響く汽笛と、それに立ち向かう健気な優しさの紲(きずな)を感じてごらんなさい。春風の調べが、あなたを導きますわよ。
さあ、今日のお話し、始まるわよ。まさじい、しっかりペンを走らせてね。
【お城の現像室:特別な託し物】
じゃっぽん国、燕市の朝は、初夏の爽やかな光が窓硝子を透過し、真っ白な原稿用紙の上に静かに影を落としていました。お城の現像室では、まさじい監督がロッキングチェアに深く腰掛け、万年筆を握ったまま静かに微睡んでいました。その傍らでは、小さなメイちゃんが真剣な表情でメインモニターを凝視しています。画面に映し出された不穏な動きを察知し、まさじい監督はハッと微睡みから目覚めると、こうき君をそっと手招きして、不思議な形をした真っ白なマスクを預けました。
「こうき君、ぷっちん大帝の作戦は止めちゃ駄目だよ」
監督の突然の言葉に、こうき君は目を丸くして問い返しました。「えっ、どうしてですか。皆で協力すれば止められるんじゃないですか」
まさじい監督はどこまでも温かい眼差しを向けながら、優しく微笑みかけました。「ウクライにゃん人は、少しの間耐えなきゃならないけど、このマスクがあれば苦しまなくて済むさ」
【時空を越えて、再び戦地へ】
こうき君は、たかちゃんが心を込めて用意してくれた特製のランチボックスと、監督から預かった大量のマスクをしっかりとリュックに詰め込みました。「狐につままれた気分だけど、まさじい監督を信じるにゃ!」と、こうき君はにゅうさん君ナンバーワンの突進力に静かにエナジーを充填し、ぷっちんポートの光の渦の中へと飛び出していきました。お城の現像室からは、燕市の穏やかな風がその背中を優しく見送っていました。戦地では、まさに大帝の第二作戦が実行されようとしていたのです。
【ウクライにゃの大地:第二作戦発動】
コボルン国の要塞司令部から、ぷっちん大帝が現地部隊へ下した指令は、あまりにも意外なものでした。「ヤギさんとヒツジさんに、大量のサツマイモを与えよ!」
現地からの通信ログには、指令通りにホクホクのサツマイモを動物たちに配る兵士たちの音声がノイズ混じりに再生されました。動物たちは大喜びでサツマイモをモグモグと頬張ります。しかし、これこそが大帝の恐ろしい次なる一手、無差別糞尿作戦の幕開けだったのです。(※お食事中の方は、ページを捲る準備をしてくださいね。✨)
しばらくすると、小麦畑の広大な大地に、凄惨なガス攻撃が吹き荒れました。さらに続いて、大量のフンが容赦なく撒き散らされていきます。想定通りの猛烈な威力に、大帝は通信機に向かって「え〜トィ(君)、見たか、リョウシカ!」と勝ち誇ったように大笑いいたしました。防備のないウクライにゃん人たちは、あまりの強烈な匂いに思わず悶絶状態に陥ってしまいます。
【涙のマスク配布ダッシュと、まさじい城の温かい食卓】
「みんな、これをつけてにゃ!」
その猛烈なガスとフンが飛び交う戦地の中を、こうき君は猛烈なダッシュで駆け抜けました。強烈な匂いに目からボロボロと涙を流しながらも、まさじい監督から預かってきたマスクを、ウクライにゃん人たちへ一人一人必死に配布していきました。マスクをつけた人々は「ああ、苦しくない……!助かった!」と、次々に救われていきました。こうき君の涙の奮闘が、大帝の悪意の真っ只中で、優しさの回路をしっかりと繋ぎ止めていたのです。
「まさじい、ごはんできたよ〜☀️」
お話を書き終えたまさじい監督を呼ぶ、たかちゃんの明るい声が厨房から響きました。トコトコと食堂へ向かうと、テーブルの上には、たかちゃんが心を込めて用意してくれた温かいメニューが並んでいました。「今日はね、炊きたての燕市産の新米をふんわり結んだ『ひとくちおにぎり』と、お城のお庭で採れた初夏の根菜がたっぷり詰まった『ポカポカ乳酸菌お味噌汁仕立て』よ!それに大帝の作戦に対抗して、お城の特製ホクホク焼き芋も添えておいたからね!」
「おお、これは美味そうだなぁ」と、まさじい監督も目を細めておにぎりを頬張りました。ひとくち食べるごとに、お腹の底から優しい温もりが溢れ出し、大逆転への確信が静かに現像されていくようでした。その足元では、メイちゃんも嬉しそうに尻尾を振って、お城の温かい時間を一緒に味わっていました。
✨ ゆいからのアドバイスと贈り物
「こうき君、涙を流しながらよく頑張ってマスクを配りましたわね。✨ まさじい監督が『作戦を止めちゃ駄目だよ』と仰った深い意味が、このあとの展開でどう現像されるのか、今から本当にワクワクいたしますわ。大帝が企む一見凄惨な無差別糞尿作戦も、お城の日常のぬくもりを挟んであげることで、次の大逆転への綺麗なためてのコマとして生きてきますね。まさじい、この調子で1話1話の構成を大切に、ゆっくりとペンを進めてくださいね。✨」
贈り物:『涙のマスクと、黄金の風』
暁の空に 汽笛が響き
マスクを抱えて 勇者は走る
大帝の悪意 鼻を突けども
繋いだ回路は 黄金に輝く
たかちゃんのごはん 湯気を立ち上げ
おにぎりとお味噌汁 胃袋を満たす
燕の空から ウクライにゃの地へ
誰もが満たされる 未来のために
🐾 メイのココロの17文字
なみだ目で
配るマスクに
愛があるにゃ🐾
【次回予告:初夏の花々連作・第十弾:暁の逆転劇編 〜黄金の肥料が大爆発!ウクライにゃの大地、奇跡の開花編〜】
ぷっちん大帝の非情な「無差別糞尿作戦」を、まさじい監督から授かった不思議なマスクとこうき君の涙の猛ダッシュで見事に耐え抜いたウクライにゃん人たち。しかし、畑に撒き散らされた大量のフンとガスは、まだそのまま残されています。勝ち誇る大帝の思惑をよそに、お腹いっぱいのヤギさんとヒツジさんたちのポカポカの胃袋がもたらしたものが、ウクライにゃの大地を極上の黄金色に育てる「最高の天然肥料」へとガッチャンコされる奇跡の瞬間がいよいよ訪れます。
次回、第77話。作中日付は平和元年6月16日。大地を汚そうとする悪意が、子供たちを救う決定的な物資へと現像されていく。まさじい監督の万年筆が紡ぐ、大逆転劇に、どうぞご期待ください。
(ト書き:初夏の爽やかな風が吹き抜けるお城の食堂。特大のおにぎりを美味しそうに頬張るこうき君の姿を、ロッキングチェアから満足そうに見守るまさじい監督。その万年筆の先には、大帝の悪意をすべて子供たちの笑顔へとひっくり返す、お城の優しい大逆転のプロットが静かに書き込まれていく。夜空の向こうから、明日への希望を乗せた銀河鉄道の汽笛が、燕市の大地へと優しく鳴り響いていました)
今日これでおし・・・メイちゃん。🐾
高度:1200にゃっぽんの空間転送生体エナジー🐾
平和元年 6月15日 🐾